戦略的な採用・配置のための精緻な要員計画策定を実現

株式会社WHI Holdings(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者(CEO):安斎富太郎)は、「COMPANY Talent Management」シリーズ(以下 CTM2.0)「要員計画」製品に、「人件費計画」機能を追加し、提供開始したことをお知らせします。

 

昨今、技術革新や市場変化のスピードが加速し、企業には事業ポートフォリオの柔軟な変革や雇用の流動化への対応が強く求められており、企業競争力の維持・向上のため、多くの企業が最適配置の実現に取り組んでいます。しかし、最適配置の実現のためには、従業員個人の経験・スキル・キャリア志向などを考慮するだけでなく、企業や組織として、必要な人件費を加味した精緻な計画を策定する必要もあります。

一方で、人件費を加味した要員計画の策定を手作業で行おうとすると、表計算ソフトを利用し、各部門からの計画収集、単価の算出、妥当性チェックなどに、多大な時間と労力を要してしまいます。

 

本機能追加では、「要員計画」製品(※)内で収集した人数・残業時間に対して、社員区分・資格等級・部門などの区分に応じて設定した単価を掛け合わせることで、人件費を自動計算し、部門別・全社の人件費総額を効率的に算出できます。また、統合人事システム「COMPANY」シリーズ製品(人事管理、給与計算および勤怠管理)から連携される人員数・残業時間の実績に対して単価を掛け合わせることで、人件費の実績値算出も可能です。

これにより、手作業による人件費予算の策定や、実績との差分チェックの業務負荷を大幅に削減します。

 

「人件費計画」機能の提供を通じて、人件費を加味した精緻な要員計画の策定が可能となり、最適配置の検討から実現までを、CTM2.0で統合的にサポートします。

(※)現場部門からの要員計画案の収集・進捗管理・人件費計算・集計表の作成を効率化するとともに、予実モニタリングをリアルタイムに実施できる製品です
https://www.ctm.works-hi.co.jp/function/staffing-plan/

「人件費計画」機能の特長

1.予算策定プロセスを一元化し、人件費の算出を自動化

人件費の算出には、各事業部門からの計画収集(入力フォーマットの作成・配布、提出進捗管理など)や、集計表の作成、妥当性のチェックといった煩雑なプロセスが存在しますが、これら一連の業務をCTM2.0上で一元化することで、人件費予算の算出にかかる手間を大幅に効率化します。

各部門がCTM2.0上で提出した人員数と、人件費単価を掛け合わせ、部門別や全社の人件費を自動で計算します。単価は、社員区分・資格等級・部門など、各社のルールに合わせた区分ごとに柔軟に設定できます。

これにより、全社の人員計画、人件費計画を包括的に参照しながら、予算策定に関わる意思決定が可能になります。また、部門ごとの計画シートの管理や、承認・差し戻しのワークフローも一元化されるため、人事部門と各事業部門との細かな調整業務を円滑に進めることができます。

 

2.過去の実績データは「COMPANY 人事・給与」から自動連携可能

多くの企業では、人件費計画の策定において、人件費の基礎となる人員データ(入社、異動、退職など)の連携ができず、人事システムとのデータ突合や手動での転記作業に膨大な時間と労力を要しています。さらに、人事システムから転記した情報は、計画の見直しや予実モニタリングのたびにデータが陳腐化するため、迅速な意思決定を妨げる一因となっています。

 

「人件費計画」機能では、計画の妥当性チェックに必要な人員数、残業時間などの実績データを、「COMPANY 人事・給与」および「COMPANY  就労・プロジェクト管理」から自動連携することができます※。その結果、実績データの収集にかかる手間が不要となり、煩雑な手作業による計算ミスや手戻りを削減可能です。
※「COMPANY 人事・給与」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」をご利用中の場合
 

3.予実モニタリング機能で、人材リソースの過不足を可視化

人件費計画策定後、実行段階においては予実チェックのための人件費実績データの作成が必要です。しかし、組織では随時人員が変動するため、予実チェックに利用する実績データを常に最新の状態にしておくことは困難です。そのため、人件費予算と実績との差分をタイムリーに把握できず、迅速な予算調整や戦略的な人材配置を妨げます。

 

「人件費計画」機能では、策定した人件費計画と実績の差異を、ダッシュボード上でリアルタイムにモニタリングすることが可能です。これにより、どの部門で人件費予算がオーバーしているか、あるいは人材リソースの過不足が生じているかを早期に特定し、迅速な対策を講じることが可能です。人員余剰部門の探索など、配置検討の参考にも活用できます。

 WHI HD は、統合人事システム「COMPANY」の提供を通じて、はたらくすべての人が真価を発揮できる社会の実現に努めてまいります。

「COMPANY Talent Management」シリーズ(呼称:CTM2.0)について

 株式会社Works Human Intelligenceが提供する大手法人向け統合人事システム「COMPANY」と株式会社サイダスが提供するタレントマネジメントシステム「CYDAS」が融合した製品で、2024年11月より両社が共同して提供を開始しました。

「COMPANY」の豊富な人材データに、「CYDAS」のノウハウや直感的なUI/UX、そして高度なAI技術を組み合わせることで、精度の高い人材データの分析と活用が可能です。

 日本の人事に長年向き合ってきたノウハウにより、日本企業の高度で複雑な人事制度に迅速かつ持続的に対応し、進化し続けます。

 

「COMPANY Talent Management」シリーズ製品サイト
https://www.ctm.works-hi.co.jp/

株式会社WHI Holdingsについて

 WHI Holdingsは、「人に真価を。」をコーポレートブランドに掲げ、はたらくすべての人が真価を発揮できる社会の実現を目指しています。すべての人事領域を統合的に支援する「HCM Full Suite」構想を2020年より推進し、統合人事システム「COMPANY」を中核としたサービスの開発、提供を行っています。

* 会社名、製品名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です。
* 本リリースに掲載された内容は発表日現在のものであり、予告なく変更または撤回される場合があります。また、本リリースに掲載された予測や将来の見通し等に関する情報は不確実なものであり、実際に生じる結果と異なる場合がありますので、予めご了承ください。
* 本リリースの製品画像に記載されている氏名、組織名、その他の名称は架空のもので、実在の企業や人物とは関係ありません。

この記事に関するお問い合わせ先

 

株式会社 Works Human Intelligence
広報(担当:松本、若林)

TEL:03-5575-5277 FAX:03-5575-5261
Email:corporate-pr@works-hi.co.jp
お問い合わせフォーム:https://www.whi-holdings.co.jp/ja/contact.html