株式会社WHI Holdings(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者(CEO):安斎富太郎)は、株式会社ガスワンホールディングス(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:川本武彦、以下 ガスワンHD)が、グループ基幹法人である株式会社サイサン(以下 サイサン)ならびに地域統括会社含むグループ計6社で、統合人事システム「COMPANY」の利用を開始したことをお知らせします。
これによりガスワンHDは、雇用手続き・人事管理・勤怠管理・給与計算・身上変更ワークフロー・タレントマネジメント領域のシステムを「COMPANY」で統一し、業務の自動化・システム間のシームレスな連携・ペーパーレス化を推進することで、人事DXを実現し、年間約8,000時間の業務工数を削減します。
さらに、これまで散在していた人財データを「COMPANY」に一元化することで、最新かつ多様な人財データを活用し、経歴・研修履歴・異動希望などに基づいた育成計画の策定や、従業員の等級・業務経験・スキルといった情報を踏まえた人財配置など、Gas Oneグループ全体でのタレントマネジメント実現を推進します。

ガスワンHDは、サイサンを基幹とするGas Oneグループとして、国内37都道府県、海外9ヵ国(2025年1月時点)において総合エネルギー事業(LPガス・でんき・都市ガス・灯油)や、生活関連サービス事業(宅配水、リフォーム)、産業用・医療用などの高圧ガス事業を展開しており、その根幹を支える従業員の育成や配置最適化に力を入れています。
また、ガスワンHDでは、2045年の創業100周年に向けた「The Gas One Vision2045」の中で「デジタル化を進め、お客様のニーズにスピーディに応える」を掲げ、DXを推進しています。
しかし、人事領域においては、下記3点の課題があり、人事DXの推進が十分に進んでいませんでした。
- 既存の給与システムの機能不足により業務の自動化が困難だったこと
- 人事管理、給与計算、ワークフロー、勤怠管理、タレントマネジメントなど、業務ごとに異なるシステムを利用することで、システム間の連携機能が不足していたこと
- 人財データが各システムに散在しており、タレントマネジメントに活用ができないこと
その結果、大量の表計算ファイルを駆使した給与計算、システム間の情報転記の繰り返しとそれに伴うヒューマンエラーの発生、多種多様な人事申請の紙での運用など、人事部と従業員双方へ多大な負荷がかかっていました。
これらの課題を解決するため、大手企業特有の複雑な人事業務を網羅する「COMPANY」を導入し、人事領域のDXを実現しました。
今後は、今回未導入のグループ会社にも「COMPANY」を導入し、Gas Oneグループ全体でのシステム統一を目指します。
1.年間約8,000時間分の人事部門の業務工数を削減
人事管理・雇用手続き・身上変更ワークフロー・勤怠管理・給与計算・タレントマネジメントの各領域を「COMPANY」で統一し、業務がシームレスに連携されたことで、給与計算の自動化や手入力による情報転記の手間、さらにはヒューマンエラーが解消されました。
特に給与計算においては、通勤手当をはじめとする各種手当の計算や、年末調整業務における従業員からの書類取りまとめおよび計算作業が効率化されました。これにより、人事部門の業務全体で「COMPANY」稼働前と比べて年間約8,000時間の工数を削減しました。
2.従業員の利便性向上
月に150件ほどある福利厚生や就業関連の各種申請書をWeb化し、スマートフォンからの申請・承認が可能になったことで、従業員の利便性が向上しました。
さらに、所属や役職に基づいた承認フローを導入することで、書類のステータス管理や督促業務、システム入力作業の自動化が進み、申請内容を正しく把握・管理できるようになりました。加えて、上司や管理者は申請書の進捗をリアルタイムで確認することができ、迅速に承認作業を行えるようになりました。
3.Gas Oneグループ横断でのタレントマネジメントの推進
これまで散在していた人財データが「COMPANY」に一元化されたことで、最新かつ多様な人財データの活用が可能になりました。今後は、経歴・研修履歴・異動希望などに基づいた育成計画の策定や、従業員の等級・業務経験・スキルといった情報を踏まえた人財配置などのタレントマネジメントをGas Oneグループ全体で推進します。
以前は、システム間の情報連携ができていないことにより、手入力による情報転記に多大な工数がかかるうえ、ヒューマンエラーのリカバリにさらに工数がかかる悪循環でした。また、情報が一元管理されていないことで、担当者に属人化してしまい、資料作成の際必要な情報がすぐに取り出せなかったり、複数のファイルを参照しながら作業したりと、こちらも膨大な工数が発生していました。しかし、「COMPANY」導入後は、人事・給与・勤怠・ワークフロー・タレントマネジメントの5つの領域が自動連携するため、劇的に業務が改善しました。
来年度は、人事制度改革が控えていますが、導入してすぐの要件変更にも柔軟に対応できるのは「COMPANY」だからこその大きな特長だと思います。
今後は、ホールディングス体制の本格稼働に伴い、よりグループ間の人財情報管理を強化することで、Gas Oneグループ全体の人事情報の横断管理が実現できるようになるのが目標です。
WHI Holdingsは、今後も統合人事システム「COMPANY」の提供を通じて、大手法人の人的資本マネジメントを支援してまいります。
WHI Holdingsは、株式会社Works Human Intelligence、株式会社サイダス、株式会社ワークスビジネスサービスを傘下に置き、「人に真価を。」をコーポレートブランドに掲げ、はたらくすべての人が真価を発揮できる社会の実現を目指しています。すべての人事領域を統合的に支援する「HCM Full Suite」構想を2020年より推進し、統合人事システム「COMPANY」を中核としたサービスの開発、提供を行っています。
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